福島区の家 1年点検と精華町の家 5年点検。

偶然、希望日が同じになり午前中に福島区の家の1年点検、

午後に精華町の家の5年点検に行ってきました。

1年目は建物の動きが多少あるので、メンテナンス項目も

細かなものが多い場合もありますが、福島区は残工事の

時に対応していたためか、数箇所のみでした。

精華町も建具の微調整と水栓の緩みやパッキンの劣化

くらいだったで両方ともにスムーズに点検が終了しました。

興味深かったのが2つの住宅の共通点として、窓ガラスに

鳥がぶつかってきたということを聞きました。

原因を自分の中で考えてみて思ったのが、2つとも中間領域の

部分にFIXの窓や桟が細いサッシがついていて内部と外部の

境界を曖昧にしているからではないかという結論に至りました。

外と中を分ける境界がはっきりしていると空間として

心地良さが少ないイメージですが、中にいながら外みたいな

開放感で、外との境界が気にならないととても心地良い

空間になります。外部の素材をそのまま内部まで続けて

採り入れたり、中と外の床面を揃えて見た感じを近づけたり

することで空間を繋げて、境界線の存在を薄くしています。

鳥が気付かないくらいにできたことは良かったですが、

意外な弊害なのかもしれません。

 

福島区の家 竣工写真撮影。

晴天にも恵まれた先月末に竣工写真撮影を行いました。

お引渡しは3月でしたが、残工事があったので

生活が落ち着き、前の道路にあるイチョウの木の

紅葉を狙っての時期に合わせてということで

このタイミングになりました。写真は後日ホーム

ページの施工事例にアップ予定です。

撮影は今回も写真家の多田ユウコさんに依頼しました。

いつも良い写真ありがとうございます(*^_^*)

 

福島区の家 お引渡し

先月末にお引渡しをしました。工務店さんの不備で残工事が

複数残っていたのですが、お住まいの引越しの期限も迫っており、

引越し後の工事対応となりました。内部には照明の灯りや

家具、絵画等も入り、空間に命が吹き込まれたように感じます。

完成形が見れるのはもう少し先になりそうですが、

数か月後の竣工写真撮影時には更に贅沢なこだわり仕様の

住まいが見れるのが楽しみです。

 

 

 

福島区の家 家具工事

工務店さんが家具屋さんに製作依頼していた造作家具の

設置工事が始まりました。一部、扉の面材の間違え等が

あり手直ししてもらう箇所もありますが、空間に仕上で

見える家具が入るとやっぱり良い感じです。

今回は家具の数も多いので一気に完成に近づいてきてます。

あと残り内装と建具と外部工事、小物関係の取付ができれば、

美装工事でほぼ完成となります。

 

 

福島区の家 内部足場解体後のLDK

階段が設置され、外壁も残りのタイル工事が進められています。

駐車場空間は白と目地の構成の中に船の舵のような形状の壁が

天井開口を突き抜けている様は未来的でもあり、スリットからの

光の感じがとても良い感じになりました。開口とスリットは

法的な要素をクリアするために構造的にガレージと住宅を

分けた部分ですが、そこをデザイン的にも採り入れることで

空間としても面白くできたと思います。内部は足場が解体され

天井高さ約4mの開放的なLDKが現れました。大阪市内ですが

ガレージ屋上のパラペット高さを調整して下からの視線を

カットしているので、開放感とプライバシーの確保の両立も

考慮した計画です。現場は家具も搬入されて、仕上工事も

終盤に入ってきました(*^_^*)

 

 

 

 

福島区の家 天井板張とスレート壁と階段。

仕上となる部分がひとつずつ完成していってます。

天井には米杉の板張り天井がとても良い感じで、

内部の雰囲気がグンとあがりました。カーテンボックスは

大工さんの匠な技が施されて、スッキリと納まっています。

室内の北側の壁は1階も2階もほぼ全面スレートを張りで、

統一感あるアクセント壁となっています。通常の住宅より

幅広となっている階段もこの壁に面しているため、

空間の繋がりもでき、住まいの雰囲気を出せてると思います。

階段はまだ下地の状態ですが、一部は中空に浮いていて、

玄関ではオブジェの役割も兼ねています。仕上がると

間接照明が足元を灯し、イメージも更にアップするので

完成がとても楽しみです。

 

 

 

福島区の家 外壁タイル下地、階段、建具レール

いろんな箇所が同時に進んで現場の進捗確認も楽しい時期になっています。

外壁はサイディング張りもほぼ終わり、タイル下地の左官工事がされ

外観形状が見えてきました。内部は玄関のインテリアにもなる跳ね出した

階段の上と下の3段分の下地がつくられています。

途中4段目から4段分は壁面から突き出す形で見えて、1段1段に

間接照明が入るので、細かな加工が大変にならないように階段はスレートが

張られる壁面の施工後の工事となります。そのため、完成するのは

いつもより遅めで、荷物の上げ下げ、人の移動はは少し大変な時期が

長くなりますが、その分できあがりも待ち遠しく楽しみな箇所になってます。

現場では建具の吊レールも仕込まれて、ここからだんだん完成が見えてくる

時期に入っていきます。

 

 

 

 

 

福島区の家 断熱工事と気密シート張り

福島区の家では断熱材施工後に気密シート張りをしています。

現場では下地の状況から、「ここはグルっと巻いた方が良い」

「気になるところはテープや発泡ウレタンで埋めておこう」など

より良くなるように意見交換を現場監督さん、大工さん、私で

検討をしながら作業が進んでおります。ダウンライト部分は

良い気密部材が無かったので、塗料のさげ缶の替えカバーを

逆さにつけてしっかり、気密が確保できるようにしてくれました。

近々、気密試験も行われる予定なので、特殊な納まりの多い

今回でどれくらいの数値になるのか期待と不安の中、結果が

でるのが楽しみでもあります。ガレージ屋上もFRP防水が施工され、

雨養生も心配なくなりました。内部では石膏ボード張りの作業も

始まっていて、内部空間が日に日にわかりやすい状態になっています。

 

 

福島区の家 構造金物と外部下地。

構造金物の設置が完了し、中間検査を受けました。

今回、当事務所では珍しく一部に構造用合板を施工しているので、

設置後に見えなくなってしまう前に検査を受け、構造用合板部分は

後日、写真提出という形を取りました。タイミングによっては

金物の写真を撮り、合板設置後の検査というケースや合板の

片面を仮止めして、検査を受けるケースもあります。

現場は外壁の下地工事が進み、サッシも設置されたので、

骨組みの建て方の状態より外観のフォルムがかなりわかるように

なってきて、建物の重厚感がでてきました。

 

 

 

福島区の家 上棟式

基礎工事が完了し、土台敷き、棟上げと進んでおります。

現場にて上棟式も執り行い、これから木工事や設備関係の

配線や配管工事に入っていきます。クライアントのご厚意で

私が非常勤講師に行っている専門学校の学生対象になかなか

学生には見るチャンスが少ない軸組の構造を見せてあげる

ことができました。希望者が20人弱(今のところ4人は

別日に行く予定)いたので、3回に分けて消毒等の新型コロナの

感染対策とヘルメット着用の安全対策も万全にして開催。

机上の勉強とは違い、実際に見るとよりわかることができたと

学生にも喜んでもらえました。福島区の家は門型フレームや

約35㎡が天井高4m弱の大空間(中間梁に火打ち無)、

梁の高さを変えたり、2重壁にすることで構造を強くした

部分などを現場で説明し、工夫次第でいろいろなことが

できることを伝えました。

 

福島区の家 基礎完成しました。

9月末に基礎が完成しました。

敷地いっぱいのプランになっているので、ここから少し先に

建物周りの外構工事が進んでいきます。ちなみに建ぺい率は

残り0.05%、規制が厳しくなる延床面積100㎡までは0.03㎡と

ギリギリを計算した計画となっています。

基礎もキレイに打設できてました。アンカーボルトは筋かいの

位置も考えて、土台芯から少しずらして配置してもらってます。

 

福島区の家 配筋検査。

基礎工事の掘り方と鉄筋工事が完了したので、

配筋検査を行ってきました。立上り位置や全体の大きさ、

鉄筋の間隔、高さなど各寸法の計測、その他鉄筋の種類などを

ひとつずつチェックをしていきます。防湿シートの破れ等の

細かな指摘はしましたが、現場も施工状況もとてもきれいに

できていました。配筋は見た瞬間、問題ないかどうかが

施工の完成状態を見るとなんとなくわかります。

今回も現場に到着したときに恐らく大丈夫だと判断できる

感じでしたが、やっぱり万が一があるかもしれないので、

スケールと図面を持って見ていきます。段差がある基礎も

キレイに施工、準備されているとチェックもしやすいので、

スムーズに検査も進めることができました。

 

各projectの進捗

福島区の家は地盤改良工事が終わり、お盆休み明けから基礎工事を

進めています。旧家以前の古いガラ等が多数あり、掘り方作業が

予定より少し時間がかかっていますが、しっかりとチェックを

していきたいと思います。

富田林の家はお盆中に見積依頼をし、お盆明けに依頼した

工務店さん3社に現地へお越しいただき、見積に必要な

既存建物の解体工事についての確認をしてもらいました。

来月上旬に見積提出があり、減額案検討へと進んでいきます。

玄関が現在の位置から大きく変わり、道路からのアプローチも

違うようになるため、それを想像すると住んでた人は最初は

全く違った感覚になることがイメージでき、現地調査の立会い中に

その不思議な感じも面白いなぁと思ったりしてました(^^ゞ

 

今月は資料請求と問い合わせ、面談、敷地確認相談と

いずれも複数あり、一気に話がくると少しバタバタしそうな

感じがしています。敷地確認相談はひとつプラン提案依頼も

いただき、来月中旬にプレゼン予定です(^_^ゞ