福島区の家-atrium house-

使用材料

屋根 :
ガルバリウム鋼板(縦ヒラ葺き)
外壁 :
窯業系サイディング、大判タイル、      ボーダータイル
天井 :
米杉、ビニールクロス貼
壁 :
スレート張、ビニールクロス貼、       エコカラット貼、キッチンパネル貼
床 :
1F タイル、タイルカーペット、
   チークフローリング
2F チークフローリング、Pタイル
ロフト ラワンベニヤ(+クッションタイル)
家具 :
タモ集成材、ラワンランバーコア他

 防火地域内にある2階建て住宅+附属建築物(ガレージ)の住まい。
 防火地域の厳しい法的な規制とコスト面、クライアントの希望する
 デザイン面を建築的な工夫でクリアしたこの敷地でのベストプラン。
 防火地域の規制が厳しくなる床面積100㎡超(附属建築物除く)、
 建ぺい率80%以下は計算し、ギリギリまで使い切りました。
 こだわった製作家具はビルトインや機器類の隠蔽をすることで
 スッキリと納めています。構造部分では一般的には火打ち材が必要と
 なる部分も柱や梁の位置や形状を検討して強度を確保しながら、
 見えてくると気になる部分を無くすことで空間をよりシンプルに
 して魅せています。完成後に見えていない部分はなかなか気付いて
 もらえないですが、天井高さ約4mの広いLDKにとっての隠れた
 ポイントとなってます。 またそんな大空間をより活かすために、
 都心にありながらプライバシー確保、光と風の計画においても
 配慮をしています。ガレージ部分では閉鎖的になりがちな空間を今回、
 附属建築物として構造を分けたことから生まれたスリットをデザインに
 採り入れて、息苦しさのない囲まれた場所にしました。車の出入庫と
 玄関側の通路で必要な前後の開口は門型フレームを採用して、
 安心できる構造強度もしっかりと備えています。

所在地 大阪市福島区
用途 住宅、ガレージ
構造 木造2階建て+ロフト、木造平屋
敷地面積 99.03㎡
建築面積 79.17㎡
延床面積 99.97㎡+23.24㎡、13.33㎡
竣工 2021年 3月
設計監理 岡崎 祐介/祐建築設計事務所
施工管理 片山 浩太郎/株式会社トータルトーク
構造設計 土屋 茂/株式会社土屋設計
写真撮影 多田ユウコ/多田ユウコ写真事務所