防火地域内にある2階建て住宅+附属建築物(ガレージ)の住まい。
防火地域の厳しい法的な規制とコスト面、クライアントの希望する
デザイン面を建築的な工夫でクリアしたこの敷地でのベストプラン。
防火地域の規制が厳しくなる床面積100㎡超(附属建築物除く)、
建ぺい率80%以下は計算し、ギリギリまで使い切りました。
こだわった製作家具はビルトインや機器類の隠蔽をすることで
スッキリと納めています。構造部分では一般的には火打ち材が必要と
なる部分も柱や梁の位置や形状を検討して強度を確保しながら、
見えてくると気になる部分を無くすことで空間をよりシンプルに
して魅せています。完成後に見えていない部分はなかなか気付いて
もらえないですが、天井高さ約4mの広いLDKにとっての隠れた
ポイントとなってます。 またそんな大空間をより活かすために、
都心にありながらプライバシー確保、光と風の計画においても
配慮をしています。ガレージ部分では閉鎖的になりがちな空間を今回、
附属建築物として構造を分けたことから生まれたスリットをデザインに
採り入れて、息苦しさのない囲まれた場所にしました。車の出入庫と
玄関側の通路で必要な前後の開口は門型フレームを採用して、
安心できる構造強度もしっかりと備えています。
福島区の家-atrium house-
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