河内長野の家-diagonal house3-

郊外の住宅地に建つ、総2階建ての住宅。

敷地の有効活用と視覚距離をとって広さを感じられるようにするため、

土地に対して斜めに建物を配置した計画は、外部から内部が見えにくく、

内部からは外部の庭が見わたせるようになっています。庭も外部から

見えにくくなっていますが、オープン外構を採用し視線を通すことで

防犯面での有効性を良くしています。

①中間領域をつくる。②南側の日射をコントロールする。

③間接照明による室内空間の演出。と3つの効果を持つ内外に

繋がる軒の板張り天井やプライバシーと開放性のバランスを

とった開口部の配置、大開口を可能にする構造的な工夫、

デッドスペースをできる限り無くす収納量アップの設計テクニック

などを盛り込み、快適かつ住み心地の良い住まいができました。

好きなものを間接照明で照らして飾れる強化ガラスの棚や

電動開閉の大画面プロジェクター用のスクリーンの埋込、

高品質の人工芝などの希望も採り入れつつ、最初の工事見積より

10%以上の減額もして、必要な部分と削る部分の検討も

しっかり行うことができました。

 

堺区の家Re-wind path house-

施主所有の鉄骨4階建て、住宅兼事務所のリノベーション計画。

間口4.5m、奥行15m強の細長い形状の建物中央部まで光と風が

届くように一部減築を行い、かつ内部及び内部から外部への

視覚距離を確保することで室内の拡がりを感じられる空間としました。

1階は車2台と自転車が余裕で入るガレージと事務所、

2階にLDKと子供たちの遊び部屋と洗面①、3階に寝室3部屋と

洗面②兼脱衣室と浴室、4階は人工芝を敷く予定の屋上に面して

約10帖のレストルームを配置しました。間口がそれほどなく、

鉄骨の梁によって有効幅の制限もありましたが、デッドスペースと

廊下を極力なくすことで狭さを感じない快適な住まいとなりました。