日置荘の家はリノベーションの解体工事が始まりました。
全面ではなく一部の改装になるため、内部の養生をしてから
作業に入ってます。解体工事後に変更が必要になることも
ありますが、今回は大きな変更なく進めて行けそうです。
解体工事と同時に大工工事も作業を進めてます。
現場監理の日にちょうどシステムバスが組立作業をしていました。
1日で終わることがほとんどなので作業自体を見る機会は
あまりなく新鮮な感じがしました。現場は間仕切り壁の下地ができ、
階段がつくられて、フローリングを張る作業が進められていました。
階段での話ですが、当事務所の設計では建築基準法とは別にいくつかの
設計のルールを設けてあります。そのひとつに階段は半畳サイズで
2段廻りや3段廻りをつくらないようにしています。
理由は上り下りがしにくいと感じるからです。階段は日常生活をする
家の中において一番大けがをする可能性の高い場所になります。
そのため上り下りしにくいとその危険性も増えるため、NGとしています。
廻り階段は基本的にNGとしていますが、スペースを有効活用すべきと
感じたときは人間工学的に自然に動きやすい1畳サイズでの5段廻りと
それと同等の工夫した階段、クライアントの希望があった場合の
螺旋階段のみOKとしています。今回の日置荘の家では5段廻りの
階段を採用しました。建具などでもルールをつくっていますので、
また機会があればブログで紹介させていただきます(^^ゞ
基礎工事が進められていますが、クライアントからの一部外壁の
仕上材を変更したいとのご希望があり、打合せをさせていただきました。
よく確認申請後は変更ができない等のお話を聞くことがありますが、
内容によっては大きな手続きはなくても変更可能なものも多く、
それらは「軽微な変更」と言われております。また手続きが必要になり、
費用も発生しますが「計画変更」と言われる申請でできる変更もあります。
着工までに決めておけるのが一番ですが、建築中に気になって
変更したいところがでてくることもあるかと思います。
そのときはできるだけ早めに設計者等に相談し、費用がかかったり、
工期が伸びたり、建物に対して良くなかったりが無いかを確認し、
問題ないかを確認してみてください。
今回の日置荘の家も「軽微な変更」で工事は問題なく進められます。