現場進捗第1段として、昨年の12月に完成した柏原のテラスハウスを
ご紹介させていただきます。近鉄河内国分駅から徒歩3分にあり、
駅前のメインの通りから一筋入った、古くからある住宅地で
1階に2戸、2階に2戸の現代版長屋(テラスハウス)になります。
横並びの長屋と縦の重層長屋を組み合わせた形態でワンルーム+
少し広めのスペースを持っていて、2階には更にロフトがついてます。
少し広めのスペースは納戸やウォークインクローゼット、
ベッドルームなど住む人によってフレキシブルな用途になり、
あらゆる人に使い勝手が良い賃貸住宅を提案しました。
このプロジェクトはネットコンペから提案して、プレゼンを行い
クライアントから選んでいただいた計画で賃貸であるので、
無駄なコストを抑えつつも住む人のためにかけるところには
しっかり費用をかけ、メンテナンスを考えながらも無垢の
フローリングや設備を検討して、クライアントと選んだテラスハウスが
できあがりました。実は私のブログでも入居者募集の
案内を掲載する予定だったのですが、それを考える暇もなく
全室入居者が決定して、残念ながらご紹介できませんでした。
竣工写真は施工事例に掲載していますので、またご覧ください。
ちなみに共同住宅と長屋の違いは大きく分けると共用部が
あるかないかになります。道路から各戸へは専用通路を通って
玄関までアプロ―チがあるので、知らない人が来るとすぐわかり
実は防犯に対しても良い面を持っています。建築に際して
注意が必要なのは、地域によって異なる条例などがある場合で
基本的には不特定多数が利用する共同住宅の方が関係する法規が
多いので、条件的にも厳しくなることが多いのですが、
一部で長屋の方が条件が厳しくなるケースがでてくる場合が
あるということです。経験ないと見落として、設計完了間近で
大幅はプラン変更が必要になる可能性もあるため、
しっかりと前段階で調べておくことが大事です(*^_^*)