偶然、希望日が同じになり午前中に福島区の家の1年点検、
午後に精華町の家の5年点検に行ってきました。
1年目は建物の動きが多少あるので、メンテナンス項目も
細かなものが多い場合もありますが、福島区は残工事の
時に対応していたためか、数箇所のみでした。
精華町も建具の微調整と水栓の緩みやパッキンの劣化
くらいだったで両方ともにスムーズに点検が終了しました。
興味深かったのが2つの住宅の共通点として、窓ガラスに
鳥がぶつかってきたということを聞きました。
原因を自分の中で考えてみて思ったのが、2つとも中間領域の
部分にFIXの窓や桟が細いサッシがついていて内部と外部の
境界を曖昧にしているからではないかという結論に至りました。
外と中を分ける境界がはっきりしていると空間として
心地良さが少ないイメージですが、中にいながら外みたいな
開放感で、外との境界が気にならないととても心地良い
空間になります。外部の素材をそのまま内部まで続けて
採り入れたり、中と外の床面を揃えて見た感じを近づけたり
することで空間を繋げて、境界線の存在を薄くしています。
鳥が気付かないくらいにできたことは良かったですが、
意外な弊害なのかもしれません。