床の養生が撤去され、照明や給排水の器具の
取付がされていってます。美装工事が入った後、
床と建具、前回残っていた家具の部分のDIY塗装も
1日がかりで無事完了しました。
あとは外構ができてくれば完成となります。
11月3日と8日には完成見学会を行いますので、
参加希望の方はお問い合わせフォームよりご連絡ください。

4月下旬にブログで書いていた新しいチャレンジの場所などが
ほぼ確定してきたので、広く情報解禁することにしました。
学校を卒業してから建築に25年関わって、また15年設計事務所を
経営してきた中で、衣食住の「住」の「建築」って身近なものだけど、
一般の方が知りたいことを気軽に相談できるところってあまりように
感じていました。相談までいかなくてもふらっと立ち寄れて、
ちょっと聞いてみたいができるカフェやバルみたいな場所があれば
良いなと思うようになって、3年くらい前から建築の相談もできる
カフェ&バルのオープンを構想し、今回本格的に計画をしました。
6年前から水出しコーヒーづくりをするようになったり、
キャンプで食べれるファストフードや燻製をつくるといった
自分の趣味も活かせるのが、一歩踏み出せたところにもなってます。
今年からはスイーツづくりにも挑戦して、建築家の性格からなのか
こちらもこだわって凝りだしてます(^^; どれも建築の考え方と近く
「シンプルにできる限り自然素材でコストパフォーマンスも考えて」で
いろいろ作っていってます(^^ゞ
今年の春から物件探しをし、いくつか見に行ったりなどしてたのですが、
なかなかここ!というところにめぐり逢えずで少し時間もかかりましたが、
良いと思うところを見つけ、来月の初旬から着工する予定となりました。
ブログやインスタで少しずつ進捗やメニューなどを報告していくので、
またチェックしてもらえると嬉しいです。
インスタは設計事務所が yuu_architect_design_office
カフェ&バルが yuu_archi_cafe
のユーザーネームになります。よければフォローしてください(*^_^*)
カフェ&バルのロゴも新しくデザインしました。
堺区の家3の1年点検に行ってきました。
大きな不具合等はなく、建具の調整とクロスの隙間の
メンテナンスで完了しました。前回、設計監理させて
いただいた住まいは7年と3~4ヵ月暮らされて、
電車の線路を高架にするための立ち退きとなってからの、
今の新居なので、1年点検も2回目です。
竣工してからはなかなか会えなくなることも多いので、
こうしてよく会えることは嬉しく思います(*^_^*)
台風養生で足場のシートが捲られていたので、足場解体の一足前に
外観の全景確認ができました。これからここに木部のブラウンが
アクセントで入って、建物雰囲気を引き締めてくれます。
内部は壁と天井の下地がつくられ、一部造作家具も形を見せて
きてます。収納上下の空間を異なった室で使用したりしてるため、
複雑な部分もありますが、問題なくできあがってました。
毎週、現場に行ってチェックをしながら現場の質疑を受ける
現場定例をしているのですが、ここ数週は特に質疑もなく、
かなりスムーズに進んでいます。大工さんが以前も私の設計した
建物を担当したことがあるというのもありますが、図面でキチンと
表現して説明できていた結果ということになります。
すごく良いことなのですが、質疑がないのも少し寂しいと
感じてしまう部分もあったりします(^^ゞ
外壁工事が一気に張り終わって、内部の断熱工事も順調に
施工されていってます。断熱材は何が良いか、何が良くないか
という話題もでたりしますが、個人的にはシンプルに
熱抵抗値と透湿性、断熱欠損、地域性(冬の内外温度差)、
コストパフォーマンスあたりを検討するところにしています。
気密性は断熱材と一体のものは施工性に難しさがでてくるので、
断熱材と気密シートは別で施工をする形をとっています。
あとは私が「?」と感じることはしないようにしています。
たとえば、設計ブログにも記載していますが、断熱材の外側に
透湿性のあまりない構造用合板を張った上に、透湿性のある
透湿防水シートを貼るということはしないようにしています。
シンプルな納まりにすることで施工難易度も低くなって、
施工手間も減り、コストも抑えられます。あとは現場チェックを
キチンとすればしっかりとした断熱と気密が担保できると考えます。
足場を登って、屋根の状況ももちろん見に行き、写真を撮って
クライアントにも見てもらえるようにすることも大切にしています。
足場に登ってチェックする監理者も意外と少なかったりするので、
監理者がどのようにチェックしているのかを住まいづくりをするときは
事前に聞いてみるのも良いと思います(*^_^*)
現場は壁の石膏ボードが張られて、天井の下地も徐々に形が
つくられてきて空間が少しわかるようになってきました。
外部は軒天の塗装、樋の設置もできています。
造作家具等で使用する集成材の板の加工で堺市西区の家と
八尾の家で同じ材料屋さんと現場で打合せをしたのですが、
納まりを細かくわかっていてすごいと褒めるもらいました(^^ゞ
私は長年、現場監督経験をしてきたっていうのがありますが、
個人的には建築家は納まりを知っていてあたり前かなとは思います。
当然、現場経験が無くてもすごく理解している建築家もいますが、
納まり全然知らない建築家も残念ながらたくさんいるので、
材料屋さんからこういうお話がでてしまうってことだと思います。
私の知る中では「納まりわかると現場の大変さやできないことを知って、
自由に設計からできないから知らないで設計する」と言っている方もいました。
それぞれの考え方がありますが、私は「知った上で伝える」ということが
大切だと考えます。現場から「これはできない。」と言われても
知っていれば「こうすればできる。」や「できない原因の把握と改善案」も
伝えられると思います。設計時はなんとかこれができないかと試行錯誤して
つくっていくことに楽しさがあり、できたときに喜びが生まれます(*^_^*)
外壁のサイディング張りがほぼ完了しました。
淡いベージュに茶色の屋根が落ち着きのある雰囲気で良い感じです。
窯業系サイディングは特に柄や張り方、納め方等、少しのことで見え方も
大きく変わり、うまく使えばコストを抑えながらスッキリとした外観にも
できますが、逆に考えて施工しないと安っぽい感じにもなってしまうので、
センスが問われる部分だと思います。
外観は外壁の一部、雨がかりのないところに防火構造に対応させた無垢板張りや
手摺などがアクセントに入る予定で、ここからより引き締まった感じに予定です。
内部は設備で1620サイズのシステムバスも設置され、電気の配線等も
行われています。大工工事は石膏ボード張りとフローリング張りが進められてて、
今回、フローリングは国産の無垢の松を選択しています。フローリングは
建物内で1番人と触れ合うところになり、住まい手に合うものを選択できる
ように打合せでも詳しく説明をさせてもらうところになります。
材の特性やコストバランス、木目、硬さ、節の有無、色合いなどいろいろな
部分で選ぶ選択肢は変わってきます。例えば硬い木材は傷はつきにくいけど、
足触りの柔らかさはないので、柔らかい木材と比べると少し疲れやすく
なったりします。その他、柔らかい木の方が一般的に熱伝導率が小さくなるため、
冬も冷たく感じにくく、硬い材の方が身体から熱が流れやすくなるため、
冷たさを感じやすいです。当然、加工のしやすさなども変わってくるため、
そこでコストも変わったりする場合もあったりなどもあります。
住まい手の暮らし方や考え方によって、その人のベストチョイスも変わるので、
打合せでは見て、触って検討してもらうようにしています。