岸和田の家 和室の小上がりと吊り押入。

階段の製作に入り、大工工事も後半戦に突入です。

和室はLDKと一緒に使えるようにコーナー部分に

壁や柱ができないように設計にしています。

ワイドに各部屋に繋がり、視覚的効果で広さを

より感じることができます。小上がりは和室の

天井高を抑えて落ち着いた空間にするとともに

LDKと天井がフラットになることで一体感が

アップします。また床座から段差を利用することで

楽に立ち上がることもでき、ちょっと家事の途中で

腰かけて休憩したり、たくさん来客があった時の

椅子の替わりにもできます。小さな段差はバリア

フリーとなりませんが、和室の小上がりは躓くことが

ないわかりやすいもので生活を楽しく便利にするもの

なので、逆の発想のバリアフリーの一つだと思います。

吊り押入は十分な収納量を確保しながら、床座の和室の

視線を伸ばして、ここでも広さを大きく感じられます。

押入下の床の間は限られた空間をより有効に使うことができ、

テレビを置いたり、お節句の人形を飾る場所にもなります。