建築をしているとクライアントから「こんなことは
できますか?」と聞かれることが多いのですが、
「基本的には想像できることならできると思います。」と
応えるようにしています。できないことはとしては
「法律的にNGとなること」「どこでもドアみたいに
現代の技術ではまだ確立されていないもの」ですが、
そうでなければ建築で対応可能だと私は考えています。
あとは「コスト面ですごく高くなるようなこと」や
「メリットデメリット」での判断になってくるので、
そこがクリアできれば問題ないのです。業界的にも
安易に「できない」や「問題がある」等と伝えて、
その理由は曖昧な説明をしている会社さんもあるようですが、
「できない」にはしっかり、その説明が必要だと思います。
例えば「大きさが入らないからできない」ということが
あれば、「入る大きさにすれば、できる」に変わり、
入る大きさにしたことで問題がでれば、そこをクリアするには
どうするか、どうしても回避できない場合はどちらを
取るかという、選択があって当然なのです。「できる」に
しても、そこに対する「懸念される事項」や「デメリット」も
検討をしなければいけないのも同じです。この辺りは
設計者が知識を持っているか知識を持っている仲間が
いるか、調べられる能力があるかが重要となるので、
面談のときに「できないことってありますか?」という質問をして、
設計者選びの判断材料にしても良いかもしれません。
個人的には理由もなく安易に「できない」「問題がある」と
いう方はあまり信頼をしないようにしています。
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