江坂の家 床と外部壁の板張り

大工さんのフローリングと外壁や軒天の板張り作業が始まりました。

無垢板の仕上材が入ると雰囲気も出てきて、木の良い香りも

現場に漂っています。今回、床は能登ヒバを採用しています。

年明けの地震で入手できるか不安もありましたが、無事に仕入れ先も

見つけることができました。外壁や天井は製材所さんから直接

仕入れてもらった吉野杉を使用しています。それぞれの木材の

長所や短所、見え方などを説明し、好みを確認しながらクライアントと

一緒に素材を選定しています(^^ゞ

  

 

江坂の家 サッシ取付と外壁の工事

構造部分ができあがると次は建物に雨風が入らないように

するための部分の工事を行っていきます。今回は外壁を

内張りで予定していたので、屋根は外壁後となりましたが、

屋根や屋上の防水、サッシの取付、外壁の順番が基本に

なります。前回は雨養生のために仮で塞いでいましたが、

ルーフテラスは天井裏となる部分の屋根を開口して、

大きく空を眺められるプライベート空間にとしています。

江坂の家はサッシ2箇所と玄関ドア1箇所とかなり

少ないですが、しっかりと光を採り入れられる位置に

できるだけ大きな窓を設置することで各部屋に明るさが

無駄なく届けてられるようにしています。

 

 

江坂の家 金物検査

木造で延べ床面積が50㎡未満の江坂の家は指定確認検査機関等の

中間検査が必要ない建物になりますが、しっかり現場監督と大工さん、

設計者でチェックします。構造金物は当然、全数チェックして

耐力壁の釘の種類やピッチ、打ち込み方まで見ます。

おそらく役所等の検査員さんより私の方がかなり厳しく

見ているのではと思います(^^ゞ 工事の進め方によっては施工が

後になってしまう部分もありますが図面にチェック事項として

記載しておき、完了を確実に現場で確認するようにしてます。

現場は防水下地までできていました。屋上のルーフテラスとなる

部分に屋根はないのですが、今は雨養生で塞がれています。

ここが開けば上から吹抜を通して、光が1階まで降り注いで

くるようになります。

  

  

 

江坂の家 棟上。

基礎が完成し、GW明けに建て方を開始、構造材のプレカットした

部分もスムーズに作業が進んで無事に棟上ができました(*^_^*)

建築面積が25㎡弱のため、土台の本数がかなり少なく、

工務店さんが部材の入数が間違っているかもと感じるくらい

土台敷きが終わるのが早かったようです。

ルーフテラスになる場所は周囲の建物より少しだけ高く

立ち上がった外壁によって、プライバシーもしっかり守れます。

一段台を上がれば西側にある山並みも少し見えそうです。

間口3mと短辺方向の耐力壁を取るのが難しく、1階は特に

その影響を受け狭くなりがちですが、壁が3重の部分を

作ったり、柱を少しだけズラすアイデアにより、狭く感じない

ように工夫を凝らしてます。

  

  

 

江坂の家 配筋検査

江坂の家の配筋検査をしてきました。

当事務所の物件は構造計算によって、

基礎の耐力もしっかり検討しています(^^ゞ

立ち上がりの位置の寸法や補強で入っている

鉄筋の確認などをチェックして、

気になる部分や手直しが必要な部分は

コンクリート打設前に修正してもらって

工務店さんに写真の提出をしてもらってます。

 

江坂の家 模型。

着工前に模型を作成しました。

江坂の家は間口3mで当事務所がこれまで設計した住宅の中で

床面積が一番小さな建物になりますが、限られた面積の中で

狭さを感じずに広がりと明るさ、楽しさと生活のしやすさを

感じられる空間となるようにできたかと思います(^^ゞ

 

 

 

江坂の家 地鎮祭

解体工事が完了し、江坂の家の地鎮祭が執り行われました。

予定していた午後の時間が雨予報だったので、クライアントが

配慮してくださり、午前中に先に敷地の御祓いをしてもらい、

午後に神社さんで地鎮祭という形になりました。

学生時代によく地元のお祭りに参加していたからか

個人的に神社はどこか落ち着く場所に感じます(^^ゞ

地鎮祭後、祭典に参加していた工務店さんも一緒に

少し打ち合わせをし、質疑関係とと今後のスケジュール等の

確認もできました。天候の関係もあり、少し当初の予定より

遅れましたが、来月からいよいよ工事着工となります。

 

江坂の家 解体と仕上材料決定打合せ。

江坂の家は既存建物の解体工事が始まっています。

このところ雨の日が多く続いた影響と隣地建物と

近く前の道も狭いことで重機なしのため、工事は

遅れ気味ですが、作業は丁寧に進められています。

建築工事では仕上となる材料だけでも屋根や外壁の色、

内装の仕様、設備機器、建具の取っ手、コンセントや

スイッチのカバー等々数多くあります。

ひとつひとつ最終何に決めたのか、まだ最終決定できて

ないのか、いつまでに決定すればいいのかは流石に

クライアントも私もお互い覚えきれないので、

表にそれぞれの材料名と決定したら決定日、まだの

ものは工務店さんに記入してもらった工程に影響が

でない締切日をその都度更新させて作成しています。

この表があることで3者ともに間違いによるトラブルの

リスクがかなり軽減でき、決定・未決定の材料の確認も

わかりやすくなります。現場監督時代に必要性を感じ、

私が設計事務所として独立してから作ったものですが、

お渡しした工務店さんから自社でも使用していいかと

聞かれ、採用されたりもしています(^^ゞ

 

江坂の家 解体工事安全祈願祭

建築許可申請が無事におり、その後先行して提出していた

事前協議も同時に完了しました。吹田市役所で書類を受け取った

その足で、前もって確認検査機関に下見を提出し、

その後の指摘修正も進めていた確認申請も本受付してもらって、

当日、確認済証発行となかなかハードでしたが、段取り良く

手続き関係が進みました(^_^)v

工事は既存の建物の解体工事から始まりますが、その前に

解体工事の安全祈願祭を執り行い、思い出の詰まった

建物に「ありがとうとお疲れさま」を伝えるとともに、

安全を祈願ができました。新たな土地を購入してではなく、

住んでいたところの建物の解体は気持ちの面でも少し違って、

新しい住まいを設計する身として、より気が引き締まります。

 

江坂の家 工事契約。

減額案の検討と見積の精査がある程度できたタイミングで、

工務店さんとの工事契約の締結に進み、私も立ち会ってきました。

建築許可申請もようやく今月おりる予定ということもあり、

確認申請も検査機関に先行して下見に出しているので、

許可申請でOKでたら、確認申請がおりるまでスムーズに

進めていけるかなと思います。来月からは既存の建物の

解体も始まり、工事開始まであと少しとなってきました。

 

江坂の家 減額案打合せ

前回の減額案で詳細がわからなかった部分の見積をチェックし、

2回目の減額案検討の打合せを行いました。前回、含まれていなかった

天井埋込のエアコンや建築許可を受けるにあたって吹田市からの指導で

外構に側溝が追加で必要になったものなどがありましたが、

前回から交渉や私からの業者紹介で100万円減となっていました。

今回はその見積書から更に細かなところで検討をしました。

使っている箇所が不明な材や一式となっている部分の内容の確認、

その他中止にする項目と逆に仕様をアップする項目など増減が

でてきますが、100万円以上は更に減額できそうです。

引き続き減額案にて仕様検討等を進めますが、今回の内容で

1月工事契約をなる予定です。

 

江坂の家 見積打合せ。

工務店さんの事務所にて見積の確認と

減額案の提案を行いました。

見積書の詳細内容がわからなかった分は

明細の提出をお願いして、それを見て、

再度私の方で減額案を作成してから

クライアントと後日打合せ予定です。

今後のスケジュールの確認もして、

1月に工事契約、2月から既存建物の解体、

その後に建物着工で進めて行く予定です。

建築許可申請も本受付が完了、1月の建築

審査会で許可をもらえると思うので、

いよいよ工事に入って行くなという感じ

なってきました(*^_^*)

 

江坂の家 建築許可申請

江坂の家の建築許可申請を吹田市役所に提出してきました。

市町村によって内容が変わるところもあり、資料を揃えたりの

準備も大変なところがあったりします。現在通路として

使用していたとしても、建て替えの場合は空地となる部分の

所有者さんに同意書を貰わなければなりません。

所有者さんも近隣に住んでいるとは限らず、情報が少ない

場合も多いため、まずは連絡を取るところからでしたが、

何とか同意書を書いていただき、市に提出できるようになりました。

市に提出してからも市の下見に1~3ヵ月、その後から6週間後

以降後の建築審査会で承認を貰って、ようやく許可がおりるという

かなりの時間がかかるものになっています。途中、提出書類の

訂正の指摘や追加資料の提出などが必要となるケースもあるため、

2回目の経験ですが、なかなか難しい部分も多いです。

ただ頑張ればこの後に楽しい建築が始まるのを活力に無事に

スムーズに進むことを祈るばかりです。

 

江坂の家 展開図打合せ

吹田市役所から連絡あり、前回のブログで43条2条関係の

空地となる敷地部分は私有地(長屋の通路扱い)で市道ではなく、

市で管理をしている道でもなかったとの返答でした。

市道と記載があったのは府の資料で、誤記だと思うとのことでした。

申請については問題なくできるみたいなので、資料作成して

手続きを進めていきたいと思います。クライアントとの

打合せも行い、展開図で各部屋の各部の高さや棚位置などの

確認をしました。後日、図面修正をして、工務店さんに

見積作成をしてもらえるように依頼しました。

 

江坂の家 役所巡り。

江坂の家は申請関係の手続きを進めて行くにあたって、

役所関係に資料を取りに行ったり、手続きについて確認を

してきました。この日は午前中にいつも構造計算を

依頼している池田市にある土屋設計さんに行って打合せをし、

その後、茨木市にある法務局と土木事務所で資料を入手、

吹田市役所で申請手続きの不明点を確認し、現場の江坂で

申請費必要となる調査と写真の撮影をして事務所に戻ると

いうなかなかハードな移動と活動でした(^^;

構造事務所さんではいつもはメールと電話が多いので、

久々に顔を合わせることができて、雑談も交えて楽しく

打合せができました。独立前からのお付き合いがあるので、

もしかしたら20年近いくらいのお知り合いかもしれません。

意匠設計事務所側で構造図を作成することに構造側から

OKもらえてる事務所はほんとにほんの一握りらしく、

提出した図面の構造的なバランスや壁量もいつも

ちょうど良い感じで出してくることにお褒めの言葉を

いただくことができました(^^ゞ

役所へは今回、建築基準法第43条第2項関係の届出

(建築許可申請)が必要なため、その相談になります。

建物を建てるためには道路に2m以上接道していないと

いけません。43条は敷地に接している部分が道路と

認定されていない場合にそれに代わるものとして、

認定や許可をもらうための手続きになります。

建築許可申請は前にも経験があるのですが、市町村によって

方法も変わったりして、結構めんどくさかったり、

思ってたより時間がかかったりします。

調べて見ると計画地の前の敷地は役所の資料で市道と

書いてあって、でも法務局で調べた所有者は一般の方で...

という何とも珍しい状態。雰囲気的には管理は市で

しているような感じなので、市道だけど道路と

みなされていない???となっているように

推測しています。また市からの返答があれば

進捗と合わせブログに掲載しようと思います。