設計ブログvol.8 「良い設計事務所の選び方」

住まいづくりをする時に「良い設計事務所って

どう見つけるの?どう見分けるの?」と思う方、

結構多いのではないでしょうか。設計事務所を

営んでいる私が言うのもなんですが、残念ながら

問題のある設計事務所が存在することは私も

いくつか聞いたことがあります。そういった

ところが業界のイメージを悪くしているので、

本当に腹立たしい思いをしています。

そういった問題のあるところを見分ける方法は

難しいのですが、工務店に勤めていた経験と

現場の職人さんや付き合いのある業者さん、

事務所仲間、実際に当事務所とは別の事務所で

住まいを建てた方のお話などから、いくつか

良い事務所の可能性が高いだろうと判断できる

ポイントを記載したいと思います。是非、設計

事務所選びの際に質問して確認してみてください。

注:たまにあてはまらない建築家もおりますので、

あくまで個人的な見解です。

 

①決まった構造事務所がある。

②3件以上同じ工務店で施工した計画がある。

③減額案・VE案やコストコントロールの対応が

しっかりしている。

④プロフィール写真と実際が違いすぎる場合は

注意が必要。

⑤案内できる建築事例がある。

⑥現場監理がしっかりしている。

①は問題がある場合、構造事務所が仕事を

受けてくれないため、ころころ構造事務所が

変わります。②も①と同じ理由です。

良い事務所だと慣れた工務店さんがいます。

工務店さんも良い事務所の物件は問題が

少ないので仕事を受けたいと思います。

また問題が少ないと費用的にも安く仕事を

請け負ってもらえる可能性もあがります。

③は結構、不得手な事務所も多く、コスト面は

特に後々問題が大きくなるケースもあり、

表面的にあまり見えない部分の仕事のため、

どういった風に進めるのか事前の確認を

お勧めします。④は個人的な経験で写真と

実物が違いすぎる方は問題があることが

多いと感じてます(^^; ⑤は案内できる=

クライアントと良好な関係を築けているが

成り立つと思います。完成見学会を行えると

いうのも、最終段階までしっかりと仕事が

できていないと了解を得るのは難しいと

考えることができます。⑥ですが、こちらは

設計監理契約前に重要事項として説明が

必要な項目になり、どれくらいのペースで

現場監理をしているかは建物の品質にもかなり

影響するところなので、早めに確認するように

してください。プランだけに目が行きがちですが、

プランはある意味できて当然なので、その他の

ところもしっかりチェックして設計事務所選びの

ポイントとして検討してみてください。

 

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