住まいづくりをする時に「良い設計事務所って
どう見つけるの?どう見分けるの?」と思う方、
結構多いのではないでしょうか。設計事務所を
営んでいる私が言うのもなんですが、残念ながら
問題のある設計事務所が存在することは私も
いくつか聞いたことがあります。そういった
ところが業界のイメージを悪くしているので、
本当に腹立たしい思いをしています。
そういった問題のあるところを見分ける方法は
難しいのですが、工務店に勤めていた経験と
現場の職人さんや付き合いのある業者さん、
事務所仲間、実際に当事務所とは別の事務所で
住まいを建てた方のお話などから、いくつか
良い事務所の可能性が高いだろうと判断できる
ポイントを記載したいと思います。是非、設計
事務所選びの際に質問して確認してみてください。
注:たまにあてはまらない建築家もおりますので、
あくまで個人的な見解です。
①決まった構造事務所がある。
②3件以上同じ工務店で施工した計画がある。
③減額案・VE案やコストコントロールの対応が
しっかりしている。
④プロフィール写真と実際が違いすぎる場合は
注意が必要。
⑤案内できる建築事例がある。
⑥現場監理がしっかりしている。
①は問題がある場合、構造事務所が仕事を
受けてくれないため、ころころ構造事務所が
変わります。②も①と同じ理由です。
良い事務所だと慣れた工務店さんがいます。
工務店さんも良い事務所の物件は問題が
少ないので仕事を受けたいと思います。
また問題が少ないと費用的にも安く仕事を
請け負ってもらえる可能性もあがります。
③は結構、不得手な事務所も多く、コスト面は
特に後々問題が大きくなるケースもあり、
表面的にあまり見えない部分の仕事のため、
どういった風に進めるのか事前の確認を
お勧めします。④は個人的な経験で写真と
実物が違いすぎる方は問題があることが
多いと感じてます(^^; ⑤は案内できる=
クライアントと良好な関係を築けているが
成り立つと思います。完成見学会を行えると
いうのも、最終段階までしっかりと仕事が
できていないと了解を得るのは難しいと
考えることができます。⑥ですが、こちらは
設計監理契約前に重要事項として説明が
必要な項目になり、どれくらいのペースで
現場監理をしているかは建物の品質にもかなり
影響するところなので、早めに確認するように
してください。プランだけに目が行きがちですが、
プランはある意味できて当然なので、その他の
ところもしっかりチェックして設計事務所選びの
ポイントとして検討してみてください。
設計ブログでは、当事務所の設計に考え方と
これから住宅の計画をされる方のために
建築業界でも数少ない設計と施工の両方を
経験した一級建築士による役立つ情報を
定期的に掲載しております。
※約20日間隔で7のつく日に更新します。
右側のカテゴリー最上段「01設計ブログ」
のタグをクリックしていただければ、
設計ブログのみを表示することができます。
是非住まいづくりにご活用ください。