福島区の家は現在、プランはほぼ固まり工務店さんからの
見積書が提出されたので先日、減額案の検討をしました。
当初は3階建て木造のインナーガレージがある防火地域での
耐火建築物と、木造住宅では恐らく難易度がMAXに
近い計画でしたが費用的にもかなりかかり、室内空間の
制限等の条件も厳しく、その中で熟考して見つけたのが
建築基準法などに適合しながら上記に近い内容で、
2階建て木造の附属建築物のある準耐火建築物の
プロジェクトになりました。途中、問題がないかを数度、
検査機関に足を運んで相談を行い、OKとNGの内容確認を
行いながら、床面積もギリギリ規制がかからない範囲と
なるように計算をしての設計作業をしての計画なので、
実際に確認申請が降りるまで、少しドキドキ感がある状態です。
学校で法規を教えていたことも、検査機関とのやり取りで
すごく役立ちスムーズに相談ができたので、近年取り組んでいた
新しいチャレンジをして、良かったと実感しました。
ちなみにこちらも門型フレームと特殊柱や大開口などがあり、
難易度はかなり高いですが、打合せにもしっかりと時間をかけ、
クライアントの熱心さもすごく力になってこだわりにこだわった
住まい計画になったと思います。減額案の検討でも見積額の
1割~1.5割以上の項目をひとつずつ打合せにて、
減額するかしないか、保留して検討継続、工務店さんに
確認する項目などを一緒に見て行き、予算範囲内にできそうな
感じになったので、これから契約と着工に向けて準備を進めて行きます。
福島区の家では、新型コロナの非常事態宣言中の4月、5月は
図面やサンプルをクライアント自宅の宅配ボックスに届けて、
ZOOMのWEB打合せで対策をして進めることができたので、
影響もできる限り小さく進められました。新型コロナが
おさまった後、上手に使えば遠方の計画や現場とのやり取りも
効率よくできることもわかりましたので、活用を続けて
いきたいと思います。