1日目は天気にも恵まれて気持ちの良い気候の中、
川に流れる水のせせらぎや春の小鳥がさえずる音が
聞こえまるで避暑地にある別荘やホテルにいてるような
雰囲気での見学会となりました。2日目は雨で少し
肌寒い日でしたが、数組に来ていただくことができました。
遠くからもお越しいただき、本当にありがとうございます。
2015年の夏に初めて岸和田の家のクライアントとお会いし、
開発工事の申請等々もあり、ここまで約2年半の期間が
かかりましたが、来週はいよいよお引渡しの予定です(^_^)

多くのハウスメーカーさんや工務店さんでは
基本的な仕様「標準仕様」が決まっていて、
それぞれそれを特徴として、売りにしている
ところがあります。例えば「断熱材はセルロース
ファイバーです。」や「床暖房が含まれています。」
といった感じです。標準仕様が決まっていると
選ばなくて良いから楽だと考えたり、安いと思ったり
する方もいるかもしれませんが、個人的には
選べないということと不要なものが含まれていたり
することがあるという風に考えます。
施工側から考えると「標準仕様」が決まっていると
見積書の作成も楽で、工事も同じ仕様だと手間が
少なくて済むということがあったり、仕入先への
金額交渉が有利になり、実際に安くできるという
メリットがあります。その分「標準仕様」から
「仕様変更」するとオプション扱いになる可能性があり、
変更すると減額内容でも割高になってしまうケースも
でてきます。設計事務所でも「標準仕様」を
持っているところもありますが、基本的には
オプション扱いにするところはあまりなく、
減額変更や不要なものは無くしていくことが
自由にできるという、メリットがあります。
また施工を依頼する工務店での「標準仕様」を
使用することによって、価格を安く抑えられる
検討も可能です。「標準仕様」と記載の部分は
良いというところしか記載されていないことも
多いので、ひとつひとつの材料のメリットと
デメリット(性能は良いが費用対効果が小さい、
メンテナンスがほとんど不要だけど価格が高い等)の
確認をしっかりして、本当に「標準仕様」が良いのか
じっくり考えて選ぶことをおすすめします。
設計ブログでは、当事務所の設計に考え方と
これから住宅の計画をされる方のために
建築業界でも数少ない設計と施工の両方を
経験した一級建築士による役立つ情報を
定期的に掲載しております。
※約20日間隔で7のつく日に更新します。
右側のカテゴリー最上段「01設計ブログ」
のタグをクリックしていただければ、
設計ブログのみを表示することができます。
是非住まいづくりにご活用ください。
間が空いてしまいましたが、工事は順調に進んでいます。
システムキッチン、システムバスともにTOTO製を選びました。
キッチンは製作と迷いましたが、妻の希望とメーカー品でも
思っているのと近いことができたので、結果納得できた
仕様になりました。浴室は一般的な形状とは少し違った
Fタイプを採用。子供とのお風呂や老後も楽に入れる
形になっています。新しい形は敬遠される方も多いですが、
メーカーさんの挑戦の部分もあり、私は自分で結構試して
みたくなる方なので、使い勝手等が今から楽しみです。
浴室周囲の壁には音対策で断熱材をセルフで充填しました。
現場は大工さん製作の家具の作業が始まり仕上りもとても
良い感じです。またブログでアップするようにします(^-^)
設計事務所を探すとき、まず最初にそれぞれの事務所の
施工例を見て選ばれる方が多いと思います。
その中で好きな「素材」を使っていたり、なんとなく
「テイスト」が好みだったりといったところを
重要視される人がほとんどだと思います。
もちろん1つの大切な要素なので基準のひとつに
なるのですが、あと2つチェックしてもらいたい
ところがあります。ひとつは「間取り」施工例の
写真ではなかなか分かりにくいところでもあります。
また収納に関しては魅せる空間にはなりにくいので、
写真自体がそれほど見る機会が少ない思います。
この部分はできれば完成見学会に行くなどして
確認されることをおすすめします。
見学会に行くことでカッコいいけど住みにくい家
ということがないかを見たり、設計者の考え方や
人柄もわかります。また細かな工夫も見れるので、
その方を選らばない場合でもアイデアを
採り入れることができるなどメリットも大きいです。
間取りや使い勝手は気に入ったけど「素材」や
「テイスト」が合わない場合は、その部分を変更して
もらうことによって、より理想と近い提案に
なると思います。「素材」や「テイスト」は
住み手の好みに合わせて選ばれることが多いので、
住み手以外の方には合わないケースもあり、
住みやすい「間取り」から「素材」を変えることで
かなりのデザインの幅が広がります。
またデザインの幅はコストの幅にも影響してくるので、
コストコントロールにも関係してきます。
逆に「素材」「テイスト」が合う設計者の間取りを
変えてもらうのは考え方やアイデアの引き出しの
数という面があり、実際に大幅な変更は難しい
ことが多いです。ただ「空間づくり」は「素材」と
「間取り」の両方に影響する部分なので、この部分を
見て判断するのも良いと思います。
もうひとつは相性です。先程、見学会でもわかると
記載した人柄は問い合わせや面談でも感じることが
できる部分だと思います。設計者もいろんな方がいて、
しゃべりにくい怖い感じの方や横柄なもの言いの方も
中にはいます。個人的には話しやすいは重要だと思い、
自分自身も心掛けている部分でもあります。
急な変更や無茶かもしれないこと、わからない部分で
聞きにくいことなど、計画を進めるにあたり
そういった場面は結構出てくると思いますが、
言えなかったことが後の後悔に繋がってしまう場合も
あるので、なんでも言いやすいはやっぱり大事な
ところだと考えています。こういったところも是非、
設計者選びのチェックポイントに加えて検討を
してみてください。
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