軒裏天井は板張りにすることで建物の印象も大きく変化します。
玄関引戸の建具枠も取り付けられて、防犯のための仮の戸も
設置されました。外部では土台水切がつけられて、外壁の材料が
搬入されました。これから外壁工事、システムバスの据付、
製作家具工事へと変化が見える楽しい部分がたくさん始まっていきます。
階段の製作に入り、大工工事も後半戦に突入です。
和室はLDKと一緒に使えるようにコーナー部分に
壁や柱ができないように設計にしています。
ワイドに各部屋に繋がり、視覚的効果で広さを
より感じることができます。小上がりは和室の
天井高を抑えて落ち着いた空間にするとともに
LDKと天井がフラットになることで一体感が
アップします。また床座から段差を利用することで
楽に立ち上がることもでき、ちょっと家事の途中で
腰かけて休憩したり、たくさん来客があった時の
椅子の替わりにもできます。小さな段差はバリア
フリーとなりませんが、和室の小上がりは躓くことが
ないわかりやすいもので生活を楽しく便利にするもの
なので、逆の発想のバリアフリーの一つだと思います。
吊り押入は十分な収納量を確保しながら、床座の和室の
視線を伸ばして、ここでも広さを大きく感じられます。
押入下の床の間は限られた空間をより有効に使うことができ、
テレビを置いたり、お節句の人形を飾る場所にもなります。
予算を考えると同時に頭に浮かぶのは「どんな
間取りの家にしようかな?」で、その後に
「どんなの間取りが良いのかわからない」と
なる方も多いです。間取りを考えるにはたくさんの
要素が入り、それを整理して検討する必要があるため、
専門家である私たちも知識と経験を用いて、
そこに時間を掛けて考ます。間取りを考えるは
建築に携わってない方にはかなり難易度が高いのです。
なので個人的におすすめは「こんなキッチンが
好き」や「こんな素材が好き」、「LDKは一体に
したい」、「リビングin階段がいい」「こんな
性能が欲しい」と言った感じで箇条書きにして、
まずは書き出してみることです。また好みの部分
以外で「断熱は何がいいかわからない」「収納が
どうすればよいかわからない」などの疑問やあれば、
一緒に箇条書きしてみるといいと思います。
そこから、相性の合う設計者を探しが始まり、
提案から形になった間取りを見ることができます。
形が見えるとそこからひとつひとつを好きか嫌いか
気になるかならないかの判断がしやすくなります。
好きなところと気にならないところは残して、
嫌いなところや気になるところを改善した間取りに
修正していくことで理想の間取りの完成に近づきます。
提案プランはそのまましなくてはならないと思う方も
いるのですが、そんなことはないので安心して
変更したいところは伝えていきましょう(^_^)
設計ブログでは、当事務所の設計に考え方と
これから住宅の計画をされる方のために
建築業界でも数少ない設計と施工の両方を
経験した一級建築士による役立つ情報を
定期的に掲載しております。
※約20日間隔で7のつく日に更新します。
右側のカテゴリー最上段「01設計ブログ」
のタグをクリックしていただければ、
設計ブログのみを表示することができます。
是非住まいづくりにご活用ください。
改正宅地建物取引業法により今年4月から既存住宅の
売買時に「既存住宅状況調査」に関する説明が義務
付けられることや戸建てやマンションのリノベーションが
増加傾向なこともあり、丸1日をかけ既存住宅状況調査
技術者講習を受講してきました。新しい知識も増え、
調査する側の経験をすることでクライアントにより良い
提案ができ、更に安心感も持ってもらえると思います。
当事務所でも新しいチャレンジをしたいと考えていて、
これから始まる新事務所のリノベーションをvol.0とし、
春頃から開始予定のマンションリノベーション事業の
企画も進行中です。私の現場監督の経験も活かせ、
費用面でもよりコストダウンが進められるリノベを
ご提案できると思いますので、リノベをしたい方は
お問い合わせフォーム若しくは電話にて気軽に
ご連絡ください。
外壁サイディングが張りあがり、あとはコーキングと思ったら、
一ヵ所なぜか白のところに木目調が張ってあったので、手直しを
指示しておきました。間違えることないと思っていてもチェックは
やっぱり大事です。現場では大工さんと「階段って早めにつける
大工さんと最後までつけない大工さんに分かれますね。今回は
最後派ですね。」「現場にもよるけど長い材料を2階にあげやすいから、
最後にしてるなぁ」「なるほどね。どっちが正解かはないけど、
その方が傷もつきにくいね。逆に先につけると移動がしやすいから、
安全面と作業が楽になる部分があるし、大工さんの性格で変わりますね。」
「そうやね~。」といった感じでお話もしてます。職人さんとの
会話では新たな発見もあるので楽しく、勉強にもなります。
2階に断熱材が入って、現場内はかなり寒さを
凌げるようになりました。事務所ではこの白色の
断熱材を基本にして提案することが多いのですが、
そこから性能アップのものにするか、減額できる
ものを選んでいただくかを相談しながら決めて
いきます。この断熱材は性能面、費用対効果の
バランスが良く、グラスウール特有の施工時に
チクチクするのもかなり軽減されています。
このままでも次世代省エネ対応のなかなかの
性能で防湿シート付で撥水加工もあり、
内部結露にも安心できます。最終的に壁の
中に入り、見えなくなりますがよくある化学
材料的な色ではなく、白色で清潔感があるのも
好印象だと思います。天井には埋込タイプの
業務用エアコンが入っています。定価は高価
ですが、機器自体の価格は同じ性能の壁掛と
さほど変わらないです。もちろん掃除機能付も
選べてリモコンも壁についてるので、かなり
室内空間がスッキリします。配管工事費が
少しアップしますが耐久性もよいので、
個人的にはおすすめです。採用するにあたっての
注意点は埋込に必要な寸法を確保できるように
することと配管経路の計画を事前にしっかり
考えてすることです。
現場は大工さん3人で順調に進んでいます。構造金物の取付が
完了したので中間検査を受け、無事に指摘無しで合格しました。
検査後いつもの金物全数チェックと耐力壁のチェック、
細かな部分も気になるところはすぐに現場で修整してもらい、
その日の内に是正も確認できました。今回サッシはすべて樹脂製で
一部にトリプルガラスを採用しています。高価な素材やデザインに
費用をかけることも、機能面や住宅性能に費用をかけることも両方
大事なので、クライアントの考え方を尊重してバランスを取りながら
検討することで納得いく住まいづくりになっていくのだと思います。
玄関ドアの写真、実は玄関ではなく土間収納にある勝手口で、
性能面を担保しつつ目立ちにくい外壁に近い色のものをチョイス。
内部の垂木部分が屋根の通気層になるため、その下に断熱材の
セルロースファイバーを受けるためのシートが張られており、
断熱工事をするまでに電気配線の工事などが一気に進んで行きます。
↑勾配天井にはみ出ないよう、天井の火打ち材も
コンパクトなものを探して、金物指定してます。
このあたりは経験と事前のチェック、あきらめずに
探すということがものをいうところです(^^ゞ
住まいの計画を考え始める頃、たくさんの方が
まずどのくらい予算が必要なのかと考えると思います。
ここで良く聞くのが「坪単価」で目安となる広さが
3LDKで30坪というところが多いです。
私もプレゼン提案時はクライアントの希望内容と
これまでの実績から概算金額として「坪単価」を
使用しますが、この「坪単価」ハウスメーカー、
工務店のそれぞれの会社でバラバラの考え方と
なっています。ある会社では安く見せるために
設備機器が含まれていなかったり、最低価格帯の
ものとなっていたり、別途項目が多かったり
していることもあります。仮に延床面積30坪の
住まいでキッチンが60万円だった場合、含まれ
ているかいないかで坪単価は2万円変わってきます。
キッチン以外の設備や安い材料を選ぶとその金額は
かなり変わってきてしまうということになります。
また外構工事などが含まれていないことで
総予算が把握しにくいこともあるので、安易に
「坪単価」で依頼先を選んでしまうと後々に
聞いていた金額と違ういうことで紛争に発展する
可能性もあるため、注意が必要です。
「坪単価」では何が含まれていて、どのくらいの
材料等で想定したものか、外構工事はどの程度
みる必要があるか、別途費用はなにが必要に
なるか等の確認をすることが大切になります。
当事務所でよくお話させていただくのは
使用する材料によって、同じ間取りの計画でも
坪単価は大きく変わるので、基準となるところで
想定し、予算オーバーする場合はそこから
減額検討をすることで予算内に近づけたり、
予算以下にすることも考えていく方法です。
30坪で「坪単価」50万円と80万円の違いは
1500万円と2400万円で900万円もの差となり、
消費税を含めると1000万円近い差です。
同じ間取りでもその差が生まれることも
考えられるということなので、予算オーバー
した場合もじっくり検討すれば、納得した
費用での住まいづくりが可能だと思います。
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